パソコンやスマホから気軽に映画やドラマが楽しめる、いわゆる動画配信サービスがかなり充実してきている。
僕もありがたく利用させてもらっており、おかげさまでレンタルショップに行く機会がめっぽう減った。
未だにレンタルショップに足繁く通う人たちには是非ともおすすめしたいサービスだけれど、ひとえに動画配信サービスといってもたくさんの種類がある。自分に合ったサービスを選ぶのにはそれなりに労力が必要となってくるのも事実だ。
そこで今回は、国内でも主要な動画配信サービス「Netflix」「Hulu」「U-NEXT」「dTV」の4つを徹底比較して、その特徴と違いをまとめてみた。
結局どれがいいのか、何がどう違うのか、とお困りの方は是非参考にしていただきたい。
動画配信サービスの比較早見表
- | U-NEXT | Netflix | Hulu | dTV |
---|---|---|---|---|
月額 | 1990円 | ベーシック/650円 スタンダード/950円 プレミアム/1450円 |
933円 | 540円 |
コンテンツ数 | 12万本以上 | 約4000本 | 3万本以上 | 12万本以上 |
画質 | SD/HD/フルHD | ベーシック/SD スタンダード/HD プレミアム/UHD 4K |
HD | SD/HD |
ダウンロード再生 | ○ | × | × | ○ |
同時視聴数 | 4 | 1-4(プランによって異なる) | 1 | 1 |
対応デバイス | FireTV / Chromecastなど | FireTV / PlayStation / Xboxなど | FireTV / Nexus Player / Apple TVなど | dTVターミナル / AppleTVなど |
無料期間 | 31日間 | 1ヶ月 | 2週間 | 31日間 |
U-NEXT
U-NEXTの特徴
他サービスと比べ月額料金が1990円と高めに設定されているが、コンテンツ数が12万本以上と圧倒的に多い。 最新作をいち早く取り入れるのもU-NEXTの強みで、他サービスでは配信していない映画やドラマが多く揃っている。また作品のジャンルも多様で成人向けコンテンツがあるのも特徴。
配信コンテンツには「見放題作品」の他に、ポイントを利用して一定期間レンタルする「レンタル作品」、購入して無制限で視聴できる「販売作品」があり、この配信体系をどう捉えるかがサービス選びの判断材料になるだろう。
会員であれば毎月1日に1000ポイント(1000円分)が支給されるので、月額料金の1990円には実質1000円分のポイントが含まれていることになる。レンタル作品に必要なポイントは作品によって異なるがおよそ300〜500ポイントなので、毎月2、3本は追加料金なしでレンタル作品も視聴することができる。
高めの料金設定の上、レンタル作品も含まれると考えると手が出しにくい印象だが、見放題作品だけでも2万本以上と他サービスを圧倒しており、U-NEXTでしか観れない映像作品も数多いのでむしろ妥当な料金設定といえる。
そのほかモバイル端末でのダウンロード再生が可能なことや、ファミリーアカウントのサービス(親アカウント一つに対して子アカウントを無料で3つまで追加することができるサービス)、電子書籍のコンテンツも充実しており、もっとも高い満足度を得られる映像配信サービスだ。
- コンテンツの数が多く、成人向けコンテンツも利用可能
- 話題の最新作をいち早く観ることができる
- 一つの契約で4つのアカウントを作成できる
- ダウンロード再生が可能(モバイル端末のみ)
- 電子書籍のコンテンツも楽しめる
【公式サイト】
日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>今なら無料トライアル実施中!
Netflix
Netflixの特徴
日本に上陸してまだ日は浅いが、着実に国内コンテンツを増やしている世界最大手の動画配信サービス。
「ベーシック(月額650円)」「スタンダード(月額950円)」「プレミアム(月額1,450円)」の3種類から料金プランを選ぶことができ、選んだプランによって映像の画質と同時に再生できる画面の数が変わってくる。
- | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
月額料金 | 650円 | 950円 | 1450円 |
HD画質 | × | ○ | ○ |
UHD 4K(超高画質) | × | × | ○ |
同時に再生できる画面数 | 1 | 2 | 4 |
プランによって視聴できるコンテンツの数は変わらないので、どのプランを選ぶかは「画質へのこだわりはあるか」と「複数で利用することがあるか」の2点を考えて決めればいい。ちなみにベーシックプランのSD画質でもDVD並みの解像度になるので、画質にこだわりのない人はベーシックでも事足りるだろう。
またNetflixはレコメンド機能が非常に優れていることでも有名だ。レコメンド機能とは作品を視聴した後に、ユーザーの好みに合わせて別作品をおすすめしてくれる機能のこと。膨大な作品数の中から自分好みの映画やドラマを見つけ出すのは意外と苦労するので、あると非常に便利な機能の一つだ。他の動画配信サービスにもレコメンド機能が備わっていることはあるが、Netflixの場合はその精度が非常に高く、一度体験すると映画ライフがかなり捗る。
オリジナル作品にも力を入れており、海外コメディドラマ「フルハウス」の続編「フラーハウス」や、ピースの又吉直樹による芥川賞受賞作品「火花」など、Netflixでしか観られない魅力的な作品も多い。
- 世界最大手の動画配信サービス
- ニーズから選べる3種類のプランがあり、4K対応のプランも
- 優秀で高精度なレコメンド機能
- 他では観られないオリジナル作品が充実
【公式サイト】Netflix (ネットフリックス) 日本 - 大好きな映画やドラマを楽しもう!
Hulu
Huluの特徴
定額制動画配信サービスの先駆けとも言われており、国内でも比較的知名度の高いサービス。月額933円で配信されている作品は全て見放題と、シンプルで分かりやすいサービス体系となっている。
Huluの強みはなんといっても洋画と海外ドラマのラインナップ。日本で人気の海外ドラマは大抵揃っており、他サービスでは配信されていない最新作もHuluなら観れる場合が多い。海外ドラマが観たいならHulu一択だろう。映画もなかなかマニアックなタイトルがちらほらあり、ディープなファンにはうってつけの作品チョイスとなっている。
また2014年から日本テレビの資本が入ってきたことに加え「バンダイチャンネル」とも提携を開始したため、それまで弱かった日本映画や国内ドラマ、またアニメのラインナップがここ数年でかなり充実してきている。「ウルトラマン」「仮面ライダー」などの特撮タイトルや、「アンパンマン」「妖怪ウォッチ」などキッズ向けアニメも豊富で、幅広い世代で楽しめるサービスといえる。
また他サービスに比べて対応デバイスが多く、料金の決済方法が多様なのも地味に嬉しい。追加料金が発生することも基本的にないので、初心者におすすめの映像配信サービス。
- 分かりやすいサービス体系
- 海外モノ(特に海外ドラマ)に強い
- キッズアニメや特撮物など子ども向けのコンテンツも充実
- 対応デバイスが多い
【公式サイト】
海外の映画・ドラマが月額933円(税抜)で今すぐ見放題!今すぐ無料視聴!
dTV
dTVの特徴
コンテンツ数12万本以上で月額料金540円とコスパ面では圧倒的。U-NEXTと同様コンテンツ内にはレンタル作品も含まれるが、それをふまえても手の出しやすい価格設定となっている。
ミュージックビデオやライブ配信などの音楽系コンテンツも充実しており、独自ドラマBeeTVを視聴できるのもdTVならでは。さすがに新作の配信はU-NEXTに劣るが、過去の名作映画や定番アニメなどのラインナップは申し分ない。配信ジャンルも幅広く、舞台演劇など他サービスにはないジャンルのコンテンツも揃えている。
またU-NEXT同様にモバイル端末でのダウンロード再生が可能で、サービスの使い勝手も良い。最新の作品よりも旧作の映画やドラマを観られれば問題ない、という人はdTV一択だろう。
- 他サービスと比べてコスパが良い
- ミュージックビデオやライブ配信など音楽系コンテンツも充実
- ダウンロード再生が可能(モバイル端末のみ)
- 独自ドラマBeeTVが視聴可能
【公式サイト】
「dTV」ムゲン楽しい映像配信サービス
気になるサービスはとりあえず無料体験すべし
細かな特徴を述べてきたが、結局は実際に使ってみるのが一番である。コンテンツはもちろん重要だが、サービスの使いやすさや利便性も大切で、これは実際に使用してみないことには分からない。
どのサービスにも無料体験期間というものが設けられているので、気になったものから活用してみよう。大抵が1ヶ月程度と無料体験期間も長めに設定されているので、十分に使用したうえで検討してみるのがおすすめだ。
まとめ
ざっくりと分けるなら
最新作やアダルトコンテンツも観たい→「U-NEXT」
4K画質やオリジナルコンテンツに魅力→「Netflix」
海外ドラマが大好き→「Hulu」
とにかくコスト面を抑えたい→「dTV」
といったところ。
僕はHulu→dTV→U-NEXTと乗り換えたけど、やはりアダルトコンテンツの魅力は大きかった。(男に生まれた以上仕方ないですね)
U-NEXTのコンテンツ量はやはり圧倒的に多く、観たい作品が底を尽きないので正しい選択だと思っている。個人的には一番おすすめしたい動画配信サービス。
とはいえ何を求めるかによって違いは出てくるので、この記事を参考に自分に合ったサービスを選んでいただければと思う。
ではでは。